腰痛を生み出す内臓疾患の原因はたくさんあります。、胆嚢、膵臓、胃や十二指腸 etc・・・
いろいろな部位の変化が腰痛を起こす原因となります。
今回は、腰痛を生み出す胃・十二指腸・胆のう・すい臓・腎臓の病気をお伝えしていきます。
内臓疾患から腰痛がおきるのはよくある事で、全く治らない腰痛は内臓疾患の恐れがあるかもしれません。
胃の病気は腰痛から来ることがあるのです。
胃の状態が異常な時、腰痛を起こすことがあり、腰痛のように感じることがありますが、以下に例を挙げる胃潰瘍や、胃の不調や胃がんなどは胃が異常な状態になった時に現れます。
1.腰痛を発症させる胃の病気
1-1.胃潰瘍
胃潰瘍は腰痛以外にも腹痛やみぞおちの痛みがあり、食後によく現れることがあります。
2.腰痛を発症させる十二指腸の病気
有名な十二指腸の病気としては十二指腸潰瘍で、そのほか十二指腸がん・十二指腸ポリープ・などがあり、これらも背中や腰が痛くなることがあります。
2-1.十二指腸潰瘍
腰痛以外にも腹痛・みぞおちの痛み、胸やけ、食欲不振、膨満感などがあり腹痛は、空腹時に起こる事があり、食事をすると痛みが治まることもあります。
3.腰痛を発症させる腎臓の病気
腎臓は背中側に位置していて、異常があると腰痛が起きる事があります。
腎臓は血液の老廃物を消し去る事が出来るので、腎臓が正しく動かなくなると病毒が身体に滞り「尿毒症」になってしまいます。
3-1.腎臓がん
腎臓がんはがんの中でも珍しいがんとされています。腰痛以外にも、血尿や食欲不振などの病状があります。
3-2.腎盂腎炎(じんうじんえん)
腎盂腎炎は腎盂・腎実質に炎症を起こす病気で、腰痛以外に発熱や血尿、吐き気、嘔吐などの病状があります。また、抗生物質を使った治療などがあります。
4.腰痛を発症させる胆のうの病気
胆のうを知らない人もいるかと思いますが、胆のうとは肝臓と十二指腸の間にある臓器で、肝臓で分泌される胆汁の貯蔵などをしてくれる部位です。。
4-1.胆のうポリープ
胆のうポリープには過刑成ポリープやコレステロールポリープなどの良性のものもありますが、癌など悪性のものもあります。
良性の場合など、すぐに治療する必要がない場合もありますが、大きい場合は癌である可能性が高く、切除手術をしなければならない可能性が高いです。
4-2.胆のう炎、胆石症
胆石症は胆石ができる病気で、胆のう炎は胆石が原因で発熱や腹痛が起きる病気です。
脂質のとりすぎなどが原因で起こりやすくなり、近年増加傾向にあります。
「胆石(たんせき)」という言葉はよく聞きますが、胆石とは、胆汁の成分が固まったもので、胆石ができる場所によっては「肝内結石」「総胆管結石」などと呼ばれることがあります。
5.腰痛を発症させる膵臓の病気
膵臓は脂質や炭水化物、タンパク質を分解するすい液(消化酵素)を分泌をする臓器です。膵臓に異常が現れると、インシュリンの分泌が上手く出来なくなり、糖尿病を発病する可能性が出てきます。
腰痛を引き起こす膵臓系の病気には、次に挙げる病気以外にも膵臓がんや急性膵壊があります。
5-1.急性膵炎
膵臓で分泌される消化酵素(すい液)で膵臓自体が溶かされて、炎症を起こす病気です。主にアルコールや胆石が原因がで起こります。
5-2.慢性膵炎
膵臓に継続的に炎症を引き起こす病気で、禁煙やアルコールなどが原因で起こります。
6.腰痛と内臓は密接
物理的な場所が近いことからも、内臓の疾患は腰の機能にも悪影響を及ぼします。
慢性的な病気を持っていて、それがあるからと言って腰痛の原因を決めつけずに、周期的な診察を強くお勧めします。