こんにちは。美容健康オヤジです。
皆さまは「ドローイング」って聞いたことはありますか?
泥塗りやローディングじゃないですよ。
それから、絵画で使われる手法のドローイングdrawing(線画で対象を描くこと)とも異なるのでお間違いなく。
今日は、美容健康オヤジが常日頃から実践している
ドローインについてお話ししたいと思います。
ドローイングとは?
「ドローイング」とは、意識的にお腹を凹ませる動作に加え腹式呼吸を意識して組み合わせることによって腹横筋を動かし鍛えるトレーニングの一種です。
小難しい表現になってしまいましたが、腹筋のトレーニングと考えていただければ大丈夫です。
※ドローイングと表記せずドローイン(Draw In)と短く表記されることもあります。
元々は、腰痛や腰椎などに問題を抱える方向けに、理学療法として利用されたことが起源といわれております。
また、器具などを使うことなく、いつでもどこでも取り組むことができる為、継続してトレーニングを続けることが可能です。
ドローイングによりインナーマッスルが鍛えられることから代謝がアップする為、脂肪が燃焼しやすい肉体をつくることができます。
ドローイングを行うメリット
ドローインがもたらす効果
姿勢改善(骨盤矯正)
ドローイングはお腹の周りにある筋肉を使うことででインナーマッスル(腹横筋)を鍛えるトレーニングです。
猫背や骨盤が歪んでいる方はインナーマッスルが衰えていることが原因の一つともいわれています。
ドローイングでは、特に腹横筋を使うことで体の軸が安定する為、姿勢が良くなると同時に歪んだりズレてしまった骨盤を矯正する効果も期待できます。
体幹が安定し姿勢が改善されることで腰痛予防や腰痛解消にも繋がります。
ダイエット効果
腹横筋(インナーマッスル)を鍛える事で代謝がアップする為、脂肪が燃焼し痩せやすい肉体をつくることができます。
また、ドローイングをすることで腹筋が内臓を正常な位置まで持ちあげてくれるのでポッコリお腹の解消にもつながるといわれております。
普段あまり使うことのないお腹の筋肉を鍛えることができる為、お腹を引き締める効果が期待できます。
ウエストにくびれをつくりたい方はドローイングを行ってみるとよいかもです。
便秘解消
今まで使われていなかった腹横筋が動き出すことにより便秘解消の効果があるといわれています。
また、初めてドローイングを行う際は注意が必要です。
普段からあまり使われていないお腹の筋肉が動くことで血行が良くなり腸が刺激され敏感になります。
初めてドローイングを行った人の中には急にお腹がゆるくなり便意を催し危うかったという声もあるくらいです。
冷え性やむくみの改善
ドローイングにより基礎代謝が上がり血行やリンパの流れが良くなることで冷え性やむくみの改善につながります。
女性の方は生理痛の改善なども期待できます。
ドローイングを行うことで骨盤の周囲に正しい筋肉がつきます。
その筋肉が骨盤の位置を安定させる為、経血の流れがスムーズになり生理痛の軽減につながるのです。
ドローイングをオススメする理由
空いた時間にできる
私がドローイングをオススメする最大の理由は、いつでも空いた時間にできることです。
運転中や仕事中、電車の中や移動の合い間など、ちょっとした時間で行うことができます。
歩行中の赤信号待ちなど特に最適です。
赤信号になっって嫌な気持ちになるのではなく、ドローイングができると思うとハッピーな気持ちになりますよ。
どんな姿勢でもできる
電車での移動中は立っていても座っていてもドローイングはできます。
オフィスで仕事中、デスクワークや会議中でもできますね。
寝て仰向けになってもできるので寝る前や起きた後にもトレーニングが可能です。
筋力がなくてもできる
腹筋の筋力トレーニングとは異なるので初心者の方でも簡単に行うことが可能です。
ドローイングは、腹筋に自信がない方でも大丈夫です。
また、ドローイングを行うと代謝がアップするので、併せて腹筋トレーニングを行えばより効果的です。
筋トレの器具がなくてもできる
筋トレというとジムに通ったりダンベルや腹筋の為のコロコロローラーを思い浮かべますが全く不要です。
ドローイングは体一つあればできるので、筋トレの器具などは必要ないのです。
自重トレーニングで行なうのでジムに通う必要はなく、新たに筋トレの道具を買る必要がないので経済的です。
ドローイングのやり方
腹式呼吸がドローインの基本となります。
リラックスして行うと効果的です。
1.お腹に空気を溜め込むイメージで大きく息を吸う
息を吸う時の姿勢は直立不動で真っ直ぐになるようイメージしてください。
肩を上げず少し後ろに引くようにして姿勢をキープします。
体が反っていたり前傾姿勢だと効果が半減してしまうので注意してください。
2.限界まで吸った後、息を止めて酸素を体内に巡らせる
お腹を膨らませるイメージで行ってください。
息を止めなくてもOKです。止める場合は1~3秒くらいです。
お尻をキュっと引き締めるイメージで、体から空気が出ないよう意識するとより効果的です。
3.膨らませたお腹をグッと凹むようイメージし、思いきり息を吐き出す
おへそを中心に凹ませるようイメージすることで、より効果が高まります。
おへその下には気力の集まる場所とされる「丹田(たんでん)」を意識すると、さらに効果が高まります。
初めて行う場合や慣れていない場合は、お腹に手を当てて行うと腹圧の動きが分かるので、より意識して取り組むことができます。
4.息を完全に吐き出したら、お腹を最大限に凹ませたままの状態で30秒間キープする
初めて行う場合は、まずは10秒間キープから始めてみましょう。
これらの動作を1日の中で空いた時間にやればOKです。
可能であれば1日5回5セットを目安に行うとより効果的ですが、毎日続けることが重要です。
毎日続けないと意味がないので、まずは1日1回でも継続して行うことを目指してください。
立って行うドローイングが難しい場合は、仰向けに寝て行うことをお勧めします。
やり方は同じなので、慣れるまでは立位でなく仰向けに寝てトレーニングしましょう。
ただし、仰向けに寝てのトレーニングは何時でも何処でもできないので時間と場所を選ぶ必要がありますね。